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入園式での集合写真撮影

桜もすっかり葉桜になってしまいましたね。 3月に卒園式・卒業式とバタバタと終了したかと思えば、

あっという間に入園式・入学式のご家庭も多かったんじゃないでしょうか。 もちろん、入園式も入学式も撮影に行ってきました。

この季節、一番大変なのは、幼稚園の入園式じゃないでしょうか。

(保育園は、入園式があるところと特にしないところがあります。

4/1から通常保育だったり。その園によります。)

お子さんにしてみれば、今まで家族とずーっと一緒にいたのに、

急に、慣れない教室でお母さんと離れて座らなければならなかったり、

集合写真の時には、お父さんお母さんは後ろの列に並ぶので、

姿が見えずに号泣とかとか。

うちの息子は、男子多めの体育会系スパルタ幼稚園だったので、

幼稚園に着くと、あっという間に親と離されて、

お教室に連れて行かれ、いくら泣いていても、

教室からは出してもらえませんでしたw 号泣し続けて、疲れ果てて倒れて寝てる子もいました。

でも、ドアが開いて新しい子が入ってくると、

すごい勢いで起き上がって、ダッシュでドアに向かってきて、

外へ出ようと試みますが、先生方もベテランなので、

そのドアの閉め方の速いことw

絶対脱走不可能でした。

うちの息子も延々と号泣してました。

(もちろん、その様子を廊下から撮影しましたけどね。)

そんな、いろんな切ないシーンを見かけます。

これはもう仕方ないです。

幼稚園・保育園の先生方も重々承知の上です。

よくよく考えたら、この世の中に産まれてきて、

まだ、3年そこそこですもの。

まだまだお母さんにくっついてたいですよね。

小学校に入学するまでの幼稚園・保育園の間に、

子どもたちは、社会性を身につけます。

家族の中だけでは身につけられない、

集団の中での生き方や、振る舞い方をそこで習得しています。

その違いは、幼稚園の入園式の集合写真撮影と

小学校の入学式の集合写真撮影ではっきりわかります。

もちろん、年齢的にも大人になっているからなんですが、

ものすごい成果だなぁといつも感心します。

撮る側としては、入園式の集合写真撮影は、覚悟がいります。

全員きちんと笑顔で写らないという覚悟です。

お母さんたちには申し訳ないんですが、

撮影のタイミングで、見切りをつける覚悟ということです。

(本当は、みんな笑顔で撮りたいのは山々ですが)

子どもたちは、入園式当日

本当は「おかあさんといっしょ」を

ゆっくり見たかったかもしれません。

でも、入園式の時間に合わせて、

いつもと違う服を着せられて、

時間に間に合うように急いで園に向かって、

到着したら知らない人だらけで、

じっとしてお話を聞かなければいけない入園式で

疲れ果ててしまった後に集合写真です。

親と離れて並ばせられて、特に面白いこともなく

じっと動かず座っていないといけない集合写真。

そりゃあ、飽きもしますねw

そこまで頑張ったのに、集合写真撮影は

さらに頑張れと言っているようなものですから、

とにかく素早く撮って終わらせることが

一番大切なことになってきます。

大人の集合写真とはワケが違います。

泣き始めたら、泣き止むことは難しく、

連鎖で他の子も泣き出したりもします。

時間をかければかけるほど、収集がつかなくっていきます。

入園式の時の集合写真撮影では、笑顔になるまで待つとかは正直ナシなのです。

しかし!!! そこで8割9割のお子さんに効くのがパペットです。

ぬいぐるみではなくパペットです!!

私は、プーさんとダッフィーのパペット必ず持っていくのですが、

その効果は絶大です。

喋ってるのは明らかに私なんですが、

プーさんをパタパタと動かしながら喋ると、

みんな、私が見えないかのように、

もう、プーさんがそこにいるんじゃないかとw

それぐらいの、ものすごい食いつきを見せてくれます。

嫌がっていたはずのお子さんも、

すんなり、言うとおりに座ってくれたりします。

小学校の入学式になると、そこまでの夢中さは薄れますが、

それでもまだ、みんなパペットのおしゃべりが大好きです。

入学前の3年間(2年保育もありますね)で、身につけてきた

社会性が、そこで見事に発揮されます!!

言葉の指示だけで、みんなきれいに並んで、

長い時間じっとして撮影に協力してくれます。

終わった後は、ハイタッチして帰っていく子もいます。

入園式の集合写真のタイミングで

号泣してどうにもならないと、特に初めてのお子さんの場合、

お母さん方は途方に暮れて、本当に困った様子です。

「うちの子だけこんなに泣いて…。」という気持ちになるかと思いますが、

毎年毎年、撮影しているベテランの集合写真カメラマンは

その辺も全て分かっているので、あまり気にしなくていいと思います。

10年も経てば「あの時は泣いて泣いて、ほんっとに大変だったんだから!!!」

と笑って話せるようになるので、号泣したまま写るのも悪くないんじゃないかと思います。

いずれ、そんな泣き方しなくなりますし。

その顔は、その年齢の時の記録になるので撮っておきましょう。

子どもなのに、全部同じ営業スマイルみたいなのも、

却って変な気もしますしね。

次は、行事の時のスナップ撮影について、

個人でカメラマンを頼むと何か違うのか?! というところを

ちょっと書いてみたいと思います。

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